2016年8月28日日曜日

ちいさなおむすび屋をつくる-建具「窓」-

おむすび屋さん、窓が入り、家(店?)らしくなってきました。
8月は絵の得意な友人が遊びに来てくれたので、色塗りをお願いしました。(ありがとうございます!)





正面の窓(引き違いの戸)は桶の師匠のお知り合いの建具屋さん(80代のベテラン!)が作ってくださったもの。
下側はおむすびが並ぶ予定です。左右の端の黒竹は、知り合いの方のお家に生えているものをいただきました。
それ以外は、廃材を使っています。
市内の元お米屋さんの窓、東京・阿佐ヶ谷の昭和のアパートの窓、これらは取り壊されるということでいただいてきたもの。そのほか、家の納屋にあった窓。
木枠の窓と、昭和のガラス。
新築なのに、どこか懐かしいのは、そんな窓たちのおかげ。







2016年7月18日月曜日

ちいさなおむすび屋をつくる-内壁仕上げ!

3月下旬からはじまり、
荒壁塗り(内壁)→裏返し塗り(外壁)→大直し(内壁2回目)→土佐漆喰(内壁仕上げ)と長かった土壁塗り、ひとまず完了となりました!
土づくり、竹小舞掻き、土壁塗りと、一緒に作業してくださった皆様、ほんとにありがとうございます!


最後の壁を塗っていると、熊野古道歩きのおじさんが
「久々に荒壁の土壁をみたよ。こりゃいいねぇ!」と言ってくれました。思った以上に長かった土壁塗りの工程に気が遠くなることもありましたが、やっぱり土壁にして良かった!これまでも、そうやって声をかけてくださった方が何人もいて。その方たちの「いいねぇ」には、きっと温かな思い出があって、どんなものかはわからないけど、その一端に触れられるのが好きだったりします。
ここからは毎回長くなってしまう、土壁についてのお話。今回が最後でしょうか。備忘録も兼ねて。
今回は裏表合わせて4回塗りましたが、土壁は重ねようと思ったらいくらでも重ねられます。おむすび屋はできるだけ土壁らしさを残しながら、素朴な仕上がりで、ということでどんな仕上げにするか悩んできました。外壁については、できれば今の荒壁のままが良かったのですが、雨の多い紀南地方、特に風も強いこの地域では削れていくこと、削れていくこと(笑)。もうひと塗り必要そうですが、こちらはオープン後でも塗ることができるので、ひとまずの完了としました。
内壁は、土佐漆喰に土を混ぜ込んだ半田(はんだ)という方法で、下から1m塗り、仕上げました(正確には半田風)。土壁のやんわりとした表情を残しつつ、土壁の弱点である表面強度の柔らかさを感じさせない方法です。
そして、土佐漆喰、これがまたすごい!
台風の通り道、高知の雨風に耐えられるということで作られたもので、同じく台風の通り道の和歌山としても安心の素材です。
普通の漆喰は、海藻糊(今は科学的な糊を使っているものもあります)を使っているのに対し、土佐漆喰は、もととなる消石灰に、藁を混ぜて、発酵させて、そこで出てくる成分「リグニン(保水力がある)」を糊の代わりにしているそう。そのため、色がベージュなのですが、時間が経つにつれて白くなっていくそう。そして、消石灰も人力で手間暇かけて焼いた「塩焼き消石灰」を使っています。こんな形で、高知の風土に根ざした良いもの出会えるのも嬉しいこと。

2016年5月29日日曜日

ちいさなおむすび屋をつくる-根太張り-

久々におむすび小屋づくり。
床張りの前段階で、根太(ねだ)を張りました。

















大引き(おおびき)に1本、1本、釘で固定。

この上に床を張ります。
床はまだありませんが、また少しだけ家っぽい雰囲気(住みませんが)が出てきました。
気づけば、引っ越してきて1年。
おむすび屋の完成は、もう少し先のようです。

2016年5月7日土曜日

お結びしごと-Happy wedding-

私たちの暮らしている集落での結婚式。
おむすびのケータリングをさせていただきました。
他にも、おこわやケーキなどなど、手作りの品々が並び、温かい場で心もポカポカに。
ほんとにおめでとうございます!お幸せに!!


2016年4月27日水曜日

ちいさなおむすび屋をつくる-明かりを灯す-

田畑しごとや山菜しごと、春になって色々なことが動きだし、相変わらずスローペースなおむすび屋づくり。
土壁塗りも進行中ですが、昨日は大工さんにとともに電気工事。
明かりが灯りました。
夜のおむすび屋さんはこんな感じで姿をあらわします。
※オープンしても夜の営業予定はありません(笑)




2016年3月30日水曜日

ちいさなおむすび屋をつくる-土壁(裏返し塗り)-

お天気が続いたこともあり、先週行った荒壁塗り(内側から外側へ塗る作業)は3日も経つとだいぶ乾いてきたので、裏返し塗り(外側から内側へ)を行いました。
神奈川から友人も来てくれて、この二日間は、食べては塗り、食べては塗りのまるで土壁合宿。おかげ様で、裏返し塗りも完了。

















土で包まれたおむすび屋さんは、なんだかドーンと存在感がまして、表情が出てきた感じがします。
すっかり土壁塗りにはまってしまって、そこから土のすごさ、それを工夫して壁にしてきた知恵のすごさを感じています。
仕上げ塗りをどうするかはまだ決まってませんが、漆喰ではなくて土の表情を出す形で仕上げられたらいいなぁとぼんやり思い始めました。

2016年3月23日水曜日

ちいさなおむすび屋をつくる-土壁塗り大会(荒壁塗り)-

昨年11月の下旬に棟上げを行ってから、ちょうど4ヵ月目の日。
やっと土壁を塗ることができました。






























当日は入れ替わり立ち替わり、25人+ポニー+ネコというほんとに大勢の方が手伝いに、応援しに来てくれました。みなさん、ありがとうございました。

来てくれた子どもが「今日は土壁塗り大会なんでしょ!」と言っていたけど、ほんとに大会のようににぎやかだった(笑)。お天気もよくって、お昼はまるでみんなでピクニックに来たようでもあって。
















この日は、和歌山へ来てから、ちょうど10ヵ月の日でもありました。この10ヵ月間で、声をかけるとこうやって集まってくれる人たちと出会えたことがまた嬉しいなぁと、土壁塗りをしながらこっそり浸っていました。ありがとうございます。そしてこれからもよろしくお願いします。
さて、土壁塗りのことも少し。
使った土は昨年の夏に用意して、稲藁を漉きこんで、スコップで混ぜたり、足で踏んで練っておいたもの。こうすることで、土が発酵し、藁の繊維が分解されて、粘りが出てきます。写真では伝わりませんが、実は少し匂います。



そんな土をミキサーに入れて、さらに藁と水をいれて混ぜ込んで、程よい硬さにしたものをコテ板に載せて、コテを使い、竹小舞(たけこまい:土壁の下地)に塗っていきます。
















ただはじめは、コテから泥がなかなかうまく剥がれず、ボトボト土が落ちてしまいます。土をなんとか壁に付けて、そこから少しずつ土の面を広げていく。慎重な作業なので、皆さんだんだん無言になります。そして、水分を含んだ土は結構重たく、コテ板を持つ左手がしんどくなってくる。これだけの土を使った家は、木の家というよりも土の家。昔はさらに土間もあったし、「住む」というところでも、土に近かったんだなぁ。

今回の内側を塗る工程は「荒壁(あらかべ)塗り」というそう。この後、外側を塗る「裏返し塗り」→貫を隠す「貫伏せ」→「大直し」→「中塗り」と続き、漆喰を塗るなら、「漆喰の下地塗り」→「漆喰」となります。なんと工程の多いこと!途中の二工程を一緒にやり短縮する方法もあるので、どうやっていくのか、天候とも相談しながら、検討中。とりあえず、裏返し塗りを徐々に進めていきます。







  




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