2016年3月30日水曜日

ちいさなおむすび屋をつくる-土壁(裏返し塗り)-

お天気が続いたこともあり、先週行った荒壁塗り(内側から外側へ塗る作業)は3日も経つとだいぶ乾いてきたので、裏返し塗り(外側から内側へ)を行いました。
神奈川から友人も来てくれて、この二日間は、食べては塗り、食べては塗りのまるで土壁合宿。おかげ様で、裏返し塗りも完了。

















土で包まれたおむすび屋さんは、なんだかドーンと存在感がまして、表情が出てきた感じがします。
すっかり土壁塗りにはまってしまって、そこから土のすごさ、それを工夫して壁にしてきた知恵のすごさを感じています。
仕上げ塗りをどうするかはまだ決まってませんが、漆喰ではなくて土の表情を出す形で仕上げられたらいいなぁとぼんやり思い始めました。

2016年3月23日水曜日

ちいさなおむすび屋をつくる-土壁塗り大会(荒壁塗り)-

昨年11月の下旬に棟上げを行ってから、ちょうど4ヵ月目の日。
やっと土壁を塗ることができました。






























当日は入れ替わり立ち替わり、25人+ポニー+ネコというほんとに大勢の方が手伝いに、応援しに来てくれました。みなさん、ありがとうございました。

来てくれた子どもが「今日は土壁塗り大会なんでしょ!」と言っていたけど、ほんとに大会のようににぎやかだった(笑)。お天気もよくって、お昼はまるでみんなでピクニックに来たようでもあって。
















この日は、和歌山へ来てから、ちょうど10ヵ月の日でもありました。この10ヵ月間で、声をかけるとこうやって集まってくれる人たちと出会えたことがまた嬉しいなぁと、土壁塗りをしながらこっそり浸っていました。ありがとうございます。そしてこれからもよろしくお願いします。
さて、土壁塗りのことも少し。
使った土は昨年の夏に用意して、稲藁を漉きこんで、スコップで混ぜたり、足で踏んで練っておいたもの。こうすることで、土が発酵し、藁の繊維が分解されて、粘りが出てきます。写真では伝わりませんが、実は少し匂います。



そんな土をミキサーに入れて、さらに藁と水をいれて混ぜ込んで、程よい硬さにしたものをコテ板に載せて、コテを使い、竹小舞(たけこまい:土壁の下地)に塗っていきます。
















ただはじめは、コテから泥がなかなかうまく剥がれず、ボトボト土が落ちてしまいます。土をなんとか壁に付けて、そこから少しずつ土の面を広げていく。慎重な作業なので、皆さんだんだん無言になります。そして、水分を含んだ土は結構重たく、コテ板を持つ左手がしんどくなってくる。これだけの土を使った家は、木の家というよりも土の家。昔はさらに土間もあったし、「住む」というところでも、土に近かったんだなぁ。

今回の内側を塗る工程は「荒壁(あらかべ)塗り」というそう。この後、外側を塗る「裏返し塗り」→貫を隠す「貫伏せ」→「大直し」→「中塗り」と続き、漆喰を塗るなら、「漆喰の下地塗り」→「漆喰」となります。なんと工程の多いこと!途中の二工程を一緒にやり短縮する方法もあるので、どうやっていくのか、天候とも相談しながら、検討中。とりあえず、裏返し塗りを徐々に進めていきます。







  




2016年3月19日土曜日

「わかやまおむすび会」参加者レポート

先週開催した「わかやまおむすび会」の様子を、参加者の中田さんが、ブログで紹介して下さいました。
それも「5年目の3.11をまたいで」という大きなタイトルのページ。



できることは「どう暮らしていくの?」に、ただただ向かいあっていくこと。
あらためまして、ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。



2016年3月3日木曜日

ちいさなおむすび屋をつくるー土壁試し塗り

棟上げから3ヶ月半、色々な人にお手伝いいただき、ようやく土壁の下地である竹小舞掻きも終わりが見えてきて、本日土壁の試し塗りをしました。





「家を建てる時は、まず土を用意する」と昔から言われてきたとおり、昨年の夏、細かく切ったわらを土に混ぜ込んで練り、寝かすところから始まったおむすび屋づくり。
半年経って、土を見ると、混ぜ込んだ藁は繊維となっていて、びっくり!見えないものたちが一緒に働いてくれている。なんだか心強い。
そんな土に水を加えて練り直し、木ゴテで竹小舞へぬりぬり。
今回は土に砂利を混ぜた方がいいか、土の状態を確認するための試し塗り。乾いてどんな感じになるか楽しみです。
土壁塗り本番は、3/21(月・祝)に行います。
興味のある方、一緒にやってみませんかー。ゆるゆるお誘いです。

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