昔は家をつくるとことが決まったら、まず「土」を用意したそう。
それは土壁用の土で、切った藁を混ぜ込み、寝かしておく。
その間に木を切り出し、製材し、木材を刻み、棟上げし、土壁の土台となる「小舞(こまい)」(近所のおじちゃんは「えつり」という)を編む。
それは土壁用の土で、切った藁を混ぜ込み、寝かしておく。
その間に木を切り出し、製材し、木材を刻み、棟上げし、土壁の土台となる「小舞(こまい)」(近所のおじちゃんは「えつり」という)を編む。
竹で編んだ小舞は「竹小舞」。
竹が採れない地域では、細い木なども使うそう。
まずは小屋の軸組に、少しだけ穴を掘り、小舞の軸となる竹を縦と横に数本ずつ、はめ込む。
軸ができたら、竹を編んでいく。編むのだけど「掻く(かく)」という。
縦に竹を置きながら、軸となっている竹に麻縄で、掻いていく。
続いて、横に竹を掻いていく。


竹が採れない地域では、細い木なども使うそう。
まずは小屋の軸組に、少しだけ穴を掘り、小舞の軸となる竹を縦と横に数本ずつ、はめ込む。
軸ができたら、竹を編んでいく。編むのだけど「掻く(かく)」という。
縦に竹を置きながら、軸となっている竹に麻縄で、掻いていく。
続いて、横に竹を掻いていく。


出来上がった土壁の下地である竹小舞は、とてもきれいで、土を塗ってしまうのがもったいない。
作業は地味でなかなか進まないのだけど、編みあがった面を見るとあふれる満足感。
作業は地味でなかなか進まないのだけど、編みあがった面を見るとあふれる満足感。
そんな作業に、今日は町内から頼もしい助っ人が。
はじめの一本だけ編み方をお伝えすると、あとは一人でぐんぐん編んでくれました!早い!!
作業しづらい上面にも関わらず、あっという間に、1面完成!
ほんとにありがとうございます。

土壁は法隆寺にも使われている古い技術。
はじめの一本だけ編み方をお伝えすると、あとは一人でぐんぐん編んでくれました!早い!!
作業しづらい上面にも関わらず、あっという間に、1面完成!
ほんとにありがとうございます。

土壁は法隆寺にも使われている古い技術。
木造軸組み構法には、強すぎず、全体でやわらかく力を吸収する土壁ほど、ふさわしいものはないという。
「竹小舞掻き」を専門とする竹小舞職人さんもいるくらいなので、技術が洗練されていることがわかります。
しかし、阪神淡路大震災を境に、乾式工法の壁への転換が進み、壁土製造所も減っていったそうです。
「竹小舞掻き」を専門とする竹小舞職人さんもいるくらいなので、技術が洗練されていることがわかります。
しかし、阪神淡路大震災を境に、乾式工法の壁への転換が進み、壁土製造所も減っていったそうです。